[Squeak-ja: 2044] 土曜みやこ塾(京都)の御報告

Hideyuki Takada htakada @ db.soc.i.kyoto-u.ac.jp
2004年 12月 7日 (火) 16:26:26 JST


京大の高田です.

報告が遅くなってしまい大変恐縮ですが,11月13日から毎週土曜日に4回シリー
ズで,京都市全域内の小中学生を対象にした Squeak 教室を実施しました.
(12月6日付けの読売新聞朝刊と Yomiuri Online で紹介されたやつです)

子ども達の参加人数は 20名,スタッフは京都市教育委員会の方々2,3名,
HP-Squeakers の方4,5名,京大スタッフ 1〜3名,子どもの保護者の方5名くらい,
という形態でした.大人の数は恵まれていたと思います.

内容は,

[1回目]
基本的な操作方法(ペイントツール中心)
車の運転のハンドル操作まで

[2回目]
車の自動運転
道を複雑にしたりして自由製作,その後みんなで発表

[3回目]
アニメーションを使ったおたまじゃくしの尻尾の動きや,乱数を使った泳ぐ
向きや速さの変化などの表現

[4回目]
自由製作と発表

で行いました.

2回目と4回目に2回の作品発表時間を設けましたが,進歩の具合が大きいのには
びっくりしました.みんなそれぞれに工夫を凝らしていましたが,特に面白かっ
たのは,以下のようなものでした.

・エレベータ: 今回は単に上下に動くだけでしたが,各階の呼び出しボタンや,
かご内のボタンを付けて行き先階を制御するようにすると,中学生くらいには結
構歯ごたえのある課題になるのではないかと思いました.

・阿弥陀くじ: これまでにも何人か挑戦してきた人を見掛けましたが,やはり実
現は難しそうです.「直角交わりのみ」「はしごの棒の色を変える」などの制約
を入れて,ここまでなら実現できるというバランスが重要のようです.

この4回のみで終わってしまうのではなく,子ども達が継続して取り組める環境
を作るにはどうしたらいいか,という課題もあります.

また何かの機会に意見交換させて頂ければと思います.
よろしくお願いいたします.

-- 
高田 秀志 (Hideyuki Takada)
京都大学情報学研究科 社会情報学専攻 COE知識基盤 研究員



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