[Squeak-ja: 3625] 【参加者募集】カリキュラム検討会のお知らせ

Toshio Miyasaka miyasaka @ iris.dti.ne.jp
2007年 10月 3日 (水) 19:43:38 JST


squeak-jaの皆様

お世話になっております。
デジタルハリウッド大学院の宮坂です。
「もえすく」の記事は私も読みましたが、すばらしいですね。^^

さて、阿部さんからのご提案により、スクイークの新しいカリキュラムを検討するための検討会を開催することになりました。
阿部さんのファシリテーションのもと、参加者みんなでDrive a carに替わる新たなカリキュラムの検討と開発を行います。

作成したカリキュラムはスクイークランド上で無償公開するとともに、11/25にサイエンスアゴラ2007で行う体験ワークショップでも実際に利用する予定です。
http://scienceportal.jp/scienceagora/agora2007/071125.html

■日時
11月17日(土) 10:00〜18:00

■場所
デジタルハリウッド大学院(秋葉原)

■定員
15名程度

■参加費
有志の集まりなのでもちろん無料です。

■対象者
Squeak eToyの基本操作を知っていて、さらに、下記のいずれかの条件を満たしている方を対象としています。
1)「子どもの思考力を高めるスクイーク(著:キムローズ他)」 を読んでいること。
2)あるいは「マインドストーム(著:シーモア パパート)」を読んでいること。
3)あるいは、「Squeakers DVD」を見ていること。
http://www.academianetwork.co.jp/service/index.html

■参加申し込み
件名を「カリキュラム検討会参加希望」として、こちらのメールアドレスまでご連絡ください。
dhsqueakers @ gmail.com
その際に、下記の情報を記載いただけますでしょうか。
・お名前
・所属/役職
・電話番号
・メールアドレス
・参加を希望する理由
・スクイーク経験年数やワークショップ開催実績など

■申し込み締め切り
10月17日頃に締め切らせていただき、参加者を確定する予定です。
もし、定員を超えるお申し込みがあった場合には、参加希望の理由などを参考にこちらで15名程度に絞らせていただく場合もございますが、ご了承いただけますでしょうか。

以下、阿部さんからの趣旨説明の抜粋です。ご参考ください。
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私個人の印象なのですが、最近、ワークショップを行っていて、違和感を感じる
ことが多くなってきました。
表現しづらいのですが、私はワークショップを通して子供たちを変えることがで
きたのだろうかというようなことです。もう少し具体的に言えば、ワークショッ
プが終わった後に、子供たち自身で疑問に思うことを自分で試したり、考えたり
するようになっただろうかということです。
パパート流に言えば「学ぶことを学ぶ」(learning learning)ということなのです
が、たぶん、自由製作を続けていっても、これにはつながりません。
これを変えるには、ユーレカでもアハ体験でもよいのですが、自分自身で分かっ
た、できたということが明確で、そのことが続けるための報酬(楽しい、面白かっ
た)になるようなゴールを設定する必要があります。そもそも、子供は世界の仕組
みを理解しようとしているので、それにうまく沿った形にすれば自ずと集中する
でしょう。
この観点から、比較的うまく行ったと思えるのは、七角形の作図、レモン電池
レースくらいです。実践したわけではありませんが、重力の実験もそうでしょう。
マインドストームには他にも「三角屋根の家」「花の絵」の例があげられていま
す。
「三角屋根の家」はLOGOの例で、正方形の積み木に正三角形の積み木が載ってい
るような絵をタートルグラフィックスで描かせるものです(添付参照)。
正方形と正三角形の描き方はあらかじめ教えておくのですが、これの面白いとこ
ろは最初は失敗する(直感に反する)ようにできていることです。この課題の本質
はその問題 (バグ)を修正する過程 (デバッグ)にあります(パパートはこれを「強
力なアイデア」 (powerful idea)と呼んでいます)。その過程で、子供は幾何につ
いて考えざるを得ません。

要は、こういうものをたくさん作りたいということです。

このとき、気をつけないといけないのは、誰でも手順通りに進められるようなカ
リキュラムを作ろうとしているのではないということです。パパートも手順を厳
密に定義したピアジェ式学習法なるものは言辞矛盾で存在し得ないと言っていま
す。
考えないといけないのは、ゴールとガイド(ファシリテート)、コラボレーション
の方法です。
また、これは大人のためというわけでもありません。子供の役に立つものが、大
人に役に立たない筈が無いと考えています。
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以上、よろしくお願いいたします。

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宮坂俊夫 (Toshio Miyasaka )
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デジタルハリウッド大学大学院
デジタルコンテンツ研究科 研究員
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