[Squeak-ja: 4325] Re: ScratchからMYUロボを制御

Kazuhiro ABE abee.abe @ nifty.ne.jp
2009年 9月 4日 (金) 15:37:47 JST


森さん、こんにちは、阿部です。
検索して、Wikiを拝見しました。レポート課題のコメントがとても興味深かったです。

そうですね。基本的な私の考えは自分が楽しいかどうかです。それを満たした上で、もし皆さんの役に立つことがあれば、やってみるかなくらいののりです。

今回のMYUロボについては、寶迫さんから小学校の授業で使えるロボット教材が欲しいというお話があり、その際にLinux上のScratchから使えることという条件があったので、いくつかある選択肢の中から、コスト、技術情報、実践事例の有無、入手性、組み立ての容易さ、たまたま手元にキットがあったことなどを勘案してMYUロボを選びました。
もちろんArduinoでも可能だったと思いますが、ロボット教材としてパッケージになっていて、国内で安価に入手できるところを見つけられませんでした。
これはArduinoが良い悪いという話ではなく、ニーズに合致しているかどうかの問題です。仮にターゲットが大学生で、自由度が高いメディアアート系の作品の素材を求めていて、自律性が必須であればArduinoを選んだかもしれません。場合によってはGainerかもしれないですし、それは状況次第です。もし良いものがなければ一から作るかもしれません(私の場合、世界聴診器がそうでした)。
つまり、最初からAVRとかPICとかオープンソースとかプロプライエタリとかがあるのではなくて、それは結果でしょうということです。
箇条書きされていた質問に関して言えば、すべて「いいえ」です。森さんが「オー プンソースハードウエア上で、やはりオープンでしっかりした
Scratch のような環境でプログラムしたものを動かせたらいい」と思われているのであれば、それを止めるものはなにもありません。他の人がどう思うかとかあまり関係ないと思うのですが、いかがでしょう。もし疑問があるとすれば、そのようにして作られた環境の上で何をされたいのか、くらいでしょうか。

 //abee
--
阿部 和広  EMAIL abee @ squeakland.jp

2009年9月4日14:20 に Atsushi Mori<moriat @ obirin.ac.jp> さんは書きました:
>  はじめまして。森(@桜美林大学)といいます。
>
>  阿部さんの試みや、韓国のDonghee Parkさんの試みを、非常に興
>  味深く読ませていただいています。
>
>  私は Smalltalk も電子工作も素人ですので、以下、とんちんか
>  んなことを書くかもしれませんが、その点御了解いただき、また、
>  この ML の皆さんのご意見を伺うことができたらと考えておりま
>  す。どうぞよろしくお願いいたします。
>
>  私自身は、Arduino (http://www.arduino.cc/など) のような、オー
>  プンソースハードウエア上で、やはりオープンでしっかりした
>  Scratch のような環境でプログラムしたものを動かせたらいいと
>  考えています。(もっとも CPU はオープンではないのですが。)
>
>  今回の MYU 関連はとてもいいとは思いますし、ハードウエアが簡
>  単なために、事実上自分で改作することは容易だとは思います。
>  また、主として中学校をターゲットとしたロボット工作用の教材
>  を開発している私企業の方々には、心底、敬意を抱いています。
>
>  しかし、一つの企業が作っているために他の企業が参画しにくい
>  環境があるとすると残念ですし、ユーザーが自由に改作すること
>  ができることで、子供から大人までシームレスに利用できる題材
>  があってもいいように思います。そのためには、オープンである
>  と明言されているプラットホームを利用する方がいいように思い
>  ます。
>
>  そこで、個人的には、Scratch で組んで Arduino に組み込んで自
>  律的に動かすことができるような環境ができたらいいと思ってい
>  ます。個人的には arduino については、ようやく自作ブレッドボー
>  ド版が動き出したところです。Scratch や Smalltalk については、
>  この ML や書籍を通じて、本当にこれから勉強するところです。
>
>  もしも、
>
>  ・AVR(Arduino) ではなく、やっぱり PIC でしょう
>  ・Scratch を改変するのは大変なので、とても無理でしょう
>  ・高くても PaPeRo を使うべきでは
>  ・そもそもハードウエアとソフトウエアを連携させようと思うのが間違い
>
>  などなど、あるいはその他のご意見でもありましたら、意見交換・
>  情報交換をさせていただきたいと思います。
>
>  最初のメールで大変厚かましいのですが、どうぞよろしくお願い
>  いたします。
>
> From: Kazuhiro ABE <abee @ squeakland.jp> さん
> Subject: [Squeak-ja: 4320] ScratchからMYUロボを制御について
> Date: Sun, 30 Aug 2009 15:28:47 +0900
>
> *> こんにちは、阿部です。
> *> 夏休みも終わりが近づいてきましたが、ScratchSource
> *> 1.3.1を使って、ミュウスタジオのMYUロボを制御できるようにしてみました。二軸のMYU-503と三軸のMYU-507に対応しています。
> *> http://www.studiomyu.com/
> *>
> *> 合わせて、ジョイスティックも使えるようになります。必要なファイルは以下に置きました。
> *> http://squeakland.jp/abee/tmp/ScratchMyuRobo.zip
> *>
> *> これをScratchをインストールしたディレクトリに展開し、Scratch.imageの代わりにScratchMyuRobo.imageを使ってください。追加したブロックはステージの「動き」カテゴリにまとめてあります。言語メニューから「日本語(MYUロボ)」を選択すると日本語表示になります。使い方はProjectsの中のサンプルをご覧ください。ポート番号は、お使いのプラットホームや環境で異なるので、調べて置き換えてください。
> *> MYUロボの機能のうち、使えるのはリモコンモードだけです。したがって、自律モードでは動かすことができず、常にシリアルケーブルでつないだ状態で、Scratchのスクリプトから制御することになります。
> *> 動作確認はWindows XP SP3とUbuntu
> *> 9.04、KNOPPIX6.0.1で取れています(寶迫さん、ありがとうございます)。ただし、Linuxでジョイスティックは使えないかもしれません。
> *>
> *> では、お楽しみください。
> *>
> *>  //abee
> *> --
> *> 阿部 和広  EMAIL abee @ squeakland.jp
>
> --
>>


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