[SML 7208] Re: メソッド名について

Tomohiro Oda tomohiro @ sra.co.jp
2006年 10月 6日 (金) 13:57:22 JST


おだです。
蛇足かもしれませんが、一言。

> 論語読みの論語知らず(ろんごよみのろんごしらず)は悪い意味に
> 使われることが多いと思いますが、私は「論語も読めない人が論語
> を理解できるわけがない」と解します。
>
> 諳んじるほど唱えることに対して、わけもわからず諳んじても仕方
> ないでしょ、と卑下する向きもありますが、現代のプログラミング
> 教育(特に大学)で一番欠落していることだ、と私は思っています。

要するに、掛け算の九九と同じだと思うんですよね。
5x3を、「5に3を掛けるとは、5が3つということだから、5+5+5=15」
と「掛け算とは何ぞや」から入るのも結構ですが、少なくともその後で
「ごさんじゅうご」を暗記しないと使いものになりません。
5x3の解を求めにのなら、「掛け算とは何ぞや」から求めてもいいですが、
本当に解きたいのは物理の問題だったり、買い物でのお勘定だったり
もっとレイヤーが高いところにあるはずです。そういう問題に対して、
九九の暗記ができているのとできていないのでは、まるで違いますよね。

だから逆に言えば、イディオムの暗記をあまり仰々しく捉える必要はないと思います。
だって、九九を暗唱できる人は、すでに掛け算イディオムを81個も暗記し活用してきた
実績に裏付けられた能力と経験を持っているのですから。
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おだ



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