[SML 7217] Re: メソッド名について

Tomohiro Oda tomohiro @ sra.co.jp
2006年 10月 6日 (金) 21:48:36 JST


おだです。

> 私も弟子たちも日々「名前づけ」に悩まされています。ヒトは脳が
> 足りない生き物ですから、致し方ありますまい。先人が記した名前
> を労(ねぎら)うことが大切でしょう。

脳が足りないというか、脳を十分に使えない生き物、とも言えます。

というのも、自然言語では、書くための語彙(列挙できる単語の数)は、
読むための語彙(意味を聞かれて答えることができる単語の数)の
10分の1程度と言われています。つまり、英単語を2万語暗記しても
実際に英作文で使えるのは2千語だけということです。

残りの10分の9を使うためには、読むための語彙だから読むしかありません。
ただ頭の中で名前を考えるだけでは、脳ミソを十分に使えないどころか、
たった一分しか使えません。

この点からも増田さんの言われる「知りたいことを見つける方法を知っている」
ことはとても重要で、「読む」という行動を通して脳ミソの残りの九分のいくらか
を活用できる可能性が出てきます。単に辞書を引いたりググったりsender search
するのではなく、残り10分の9の語彙の中から適した単語を含むような文
(ソースコード)を探し当てる能力、ということです。
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おだ@あるいは北斗神拳を会得して人間の肉体の潜在能力の残り9割を引き出すか・・・



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